株式会社ドーンマジック

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トップ企業のアイデア力

ベッドをベッド呼ばない無印良品のアイデアとは!?

「普通でいることが幸せでありがたいことなんだ」。 大震災後、多くの人が感じたことだと思いますが、 これを実践しているのが無印良品。

1980年「わけあって、安い」の広告コピーで誕生した無印は、 ノーマルを追い求めることでブランド志向や等身大を 超えた消費とは違う生活者の自由を追い求めました。

その社風から、無印では売れ筋のベッドのことを 「足つきマットレス」と表現しています。

これによりある効果が発揮されるというのですがその効果とは何でしょう?

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【答え】 商品を長く使ってもらえる効果

【解説】
ベッドと表現すると寝るだけの存在で、足つきマットレスになると “ソファ”の代わりにも使ってもらえます。 生活者の「自由」を確保するため、生活者の好きに使ってもらいたいという。 そうした商品には愛着もわき、長く使ってもらえるといいます。

また無印では、世界的に有名なデザイナーの協力によって 開発された商品に対しても、デザイナーの名前は表示されていません。

ブランドは「これがいい」で選ばれますが、 無印では「これでいい」という商品を 作ることを使命にしているからなのです。

◎企画力アップのいもづるネタ

【商品開発で参考にする場所とは】
「無印良品」がより便利な商品作りのために 商品開発の際事前に行っていることは、 一般家庭の部屋の写真を撮影すること。 写真の中から生活上の不便や不都合を見つけ出し、 解消するための新商品を開発しています。

【店内にBGMを流すワケとは】
無印の店内に流れているBGMは、購入する事ができます。 (CDで商品として販売している)

【消費者目線の商品開発方法とは】
無印良品では「モノづくりコミュニティー」により 一般の方からの商品企画を募集しており、 このコミュニティからたくさんの商品企画が生まれ、 実際に発売されてきました。 さらにはユーザー投票で1,000票集まれば開発が 検討される「空想無印」という商品企画コーナーがあり、 ここで「透明付箋紙」などが商品化されました。

【出店候補地の下見の方法とは】
無印良品では、出店計画がある土地を調べる際、 まずタクシーで情報収集をしています。 不況でロング客が減っている中、1万円を超える 料金で商圏を走ると運転手は色んなことを教えてくれるといいます。

幸楽苑が繁華街にお店をだすワケとは!?

全国381店舗という異例の大型チェーン展開をしている「幸楽苑」は、 何とラーメン店で初めて東証一部上場を果たした会社。 しかも、ラーメン屋さんでは定番メニューの「半チャンラーメン」という ネーミングを生み出し商標登録されているのです。

「幸楽苑」は、昭和29年創業。 福島の会津若松市から全国展開をスタートし、現在、381店舗 あるのですが、その9割が国道沿いを初めとする大通りにあります。

その理由は言うと…ご近所の人から仕事で通りがかる人まで、 曜日や時間帯に関係なく幅広いお客さんが来店するから。 さらに、大通りならどこでも良いというわけではなく、 国道沿い成功のポイントは、国道沿いで近くに住宅街があることなのです。 これが意外と集客率が高いという。

しかし、そんな大通り出店を推進している幸楽苑ですが、 六本木や渋谷、赤坂と言った繁華街にも出店しているのですが、 では、その理由は何でしょう?

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【答え】 広告塔として

【解説】
人通りの多い駅前の店舗で名前を覚えてもらい、 休日には家族で車で食べに来てもらう。 それこそ、ファミリー層を獲得する「幸楽苑」の広告必勝法なのでした。

ちなみに、 同じくラーメンチェーン店の日高屋といえば、 外食産業として競合するマクドナルドと吉野家の近くに 意識的に出店しています。 マクドナルドや吉野家には、ファン、固定客がついています。 でもいくらマクドナルドや吉野家が好きな人でも、 朝昼晩の3食をすべてハンバーガーや牛丼で 済ませる人はいないでしょう。 そこに目をつけ、一見強力な競合相手となりそうな マクドナルドや吉野家の店舗の近くに日高屋を出店していきました。 また、マクドナルドや吉野家は出店の際に綿密に 立地条件を自社で調査しています。 駅の乗降客数や人の流れを見極め、 家賃相場なども踏まえながら、店が採算に乗るかどうかを 2社がすでに検討してくれています。 自社で行えば人手もお金も時間もかかる立地調査は すでに2社がやってくれているというわけで、 日高屋はそれらを節約しながら出店する場所を決められる、 というメリットもありました。

IKEAの愛社精神を植え付ける方法とは!?

スウェーデン発祥の安くてデザイン性が高い家具チェーン店のIKEA。 2006年船橋で1号店がオープンしたのを皮切りに、 現在では国内に6店舗を構えています。

そのイケアでは、従業員の店舗に対する愛着を 育むために、新規開店する前や新商品発売の前に 店舗内であることを全員で行うことが 義務付けられていますが、ではそれは何でしょう?

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【答え】 ディスプレイする商品を自分たちで組み立てる

【解説】
イケアの店舗は商品見本、陳列・演出すべてを 従業員が自分たちの手で組み立てています。 自分たちで組み立ててみないと商品に対する理解が深まらず、 お客様に説明が出来ないからだと言います。 それともう一つの狙いは店舗に対する愛着を育むこと。 すべての準備が整ってから店舗に配置になる従業員と、 何もない状態から自分たちで組み立てて開店を迎えるとでは、 店舗に対する思い入れは格段の違いあります。 また仲間意識も形成されます。 なんと、イケアの新店の開店日には 感動のあまり泣き出す従業員もいるといいます。

企画力アップのちなみにアイデア

【ちなみに①】
イケアでは、パリの地下鉄の4つの駅にで ユニークなキャンペーンを展開し、話題を作りました。 それは4つの駅のベンチをイケアのソファーに変えて、 座り心地を体感してもらおうというもの。 電車待ちをしている人に、ソファに座ってもらい、 イケアの製品を体感してもらおうという試みで、 駅のホームの壁には、本棚やテレビなどの壁紙が 貼り出されおり、ソファに座ると部屋に居るような感覚が味わえました。

【ちなみに②】
イケア船橋のオープン前日に、電車の窓から見える 普段は気にもとめないマンションのベランダを使って 一斉にIKEA のロゴをアピールしました。 場所はJR 京葉線・新浦安駅のすぐ近くで マンション1 棟を丸ごと広告媒体にしました。

【ちなみに③】
イケア販売するクリスマスツリーは、シーズン後に 返却するとツリーと同額の商品券がもらえます。 お客さんが“購入しても損しない”と思えるサービスで 人気となっています。イケアの方は、お客さんの来店を 促すための効果を期待し無料でも行っているのです。

【ちなみに④】
「子ども預かり所」ならぬ「男性預かり所」が存在する IKEAがある。これは、ショッピングが好きなのは女性だけ という傾向からなのです。

カリスマ美容販売員の売り上げアップのウソの極意!

カネボウの化粧品販売で、全国1位の売り上げを 8年連続記録し同社から唯一「殿堂入り」販売員 の称号を与えられている長谷川桂子さん。

「ウソ八百、口八丁手八丁」が販売に必要な条件としており、 肌が荒れている客に対し、「私は○○いるから」 というフレーズをいう事により 顧客に優越感を持たせています。

そして、その後は自然にお客の方から訪ねてくることが 多くなるそうなのですが、 では、○○に入るフレーズは何でしょう?

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【答え】 私は肌が荒れているから

【解説】
「私は肌が荒れているからピッタリなんです。 お客様には必要ないですね」と自分を落とすフレーズを発します。 肌が荒れている客にいきなり「お肌が荒れています」と 言ってはひんしゅくを買うのでまずは自分を落とす。 そうすると「ちょっと見せて」と自然に尋ねてくることが 多いという。また、客を気持ちよくさせるウソには 「話すウソ」と「見せるウソ」がある。 「今日は時間がない」と客が言えば、桂子さんは 駆け足で商品を取りいき、若手社員には 「あれ、すぐ取ってきて」と慌てて指示をします。 ところが口では「こんな新商品出たのよ」といい、 すると急いでいるはずの客が「見せて」と答えるという。 実際には急いでいない客が少なくないことを見抜いており、 客の気を悪くさせないよう急ぐフリをしつつ、 売り込むテクニックであります。

【車内販売の売り上げアップ極意とは!?】
山形新幹線の車内販売で4倍近い売り上げ上げる 茂木さんのテクニックは、2つあり、 お客様とより身近になるため敬語不要の方言を使います。 もう一つ、通り過ぎた後でも顔が見えているので 呼び止めやすいように、ワゴンを押すのではなく、 バック移動で車内販売をしています。

【新幹線のパーサーの心遣い】
JR東海のパーサーは、ボールペンとメモを常備している。 最近は携帯電話が当たり前になり、車内で話す場合、 マナーを守りデッキで話すことが多い。 その際、メモの必要性がある場面で出くわした場合、 すぐに渡せるようにしている。

【駅弁を売りまくる販売員の口癖とは】
JR大宮駅のカリスマ販売員の三浦さんはお客さんに お弁当の魅力をアピールするため、「私が食べた~」を 頭に付けて、実際に味わったという感想で伝えています。 また、三浦さんのよると、商品開発の際の駅弁の仕切りは 1つが原則だといいます。それは仕切りが多いと、 流され作業で作った感が出てしまい、 手作り感が失われるからだと言います。

【機内販売が目をつけるのはこんな人!?】
ANAの機内販売でトップセールスを誇る別府さんは、 女性グループに売り込む際、そのグループのリーダーが 誰かを見定めます。リーダーに売ることができれば、 周囲に「あなたも一つ、どう?」と勧めてくれることが 多いからだといいます。

星野リゾートの旅館を再生した非日常を演出するコンセプトとは!?

経営不振に陥ったリゾート施設や旅館の再生で 知られる会社・星野リゾート。

再建したホテルの一つに旅館の「青森屋」あります。 元々このホテルに就職するのは青森県人にとっての憧れでした。 しかし、バブル崩壊以降は客足が途絶え人気が低下。 そこで星野リゾートが“地方に来ている感”を 演出することで再生。それは従業員が簡単にでき、 お客様に青森を肌で感じてもらえる接客サービス だったのですが、では、その接客サービスとは どのようなことでしょう?

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【答え】 津軽弁だけで接客サービスをする

【解説】
旅行者はその地方ならではの非日常感を求めにきています。 ところが、新幹線は今や、どの駅もほとんど同じ造り。 ホームにいたら、駅名を見ないとわからない。 駅前も、似たような光景が広がっています。 だからこそ旅館は重要。 その地方の文化的エッセンスを演出できないと、 わざわざここまで足を運ぶ理由がなくなってしまいます。 ところが、地方はそれが価値だということに気付かないのです。 実は地域らしさを肌で感じることこそ旅の本質なのに。

日本の地方に来ているのに、スタッフが 何をしゃべっているかわからなくて、 まるで外国にいるみたいになる。 でも、これが日本の地方の生きた姿で、 お客様には日本という国の奥深さも感じてもらえるという。 このコンセプトは大ヒット、 今や年間80%以上の稼働率を誇る旅館となりました。

企画力アップのちなみにアイデア

①現在、多くの旅館、ホテルがサービスの水準を 引き上げたため、どのホテルも大きな違いがなくなっています。 そこで、星野リゾートでは、製品やサービスの質に 差がなくなったとき、お客様は買いやすい会社、 手間をかけずに安全に早く手に入る会社を選ぶという信念のもと、 販売先にたどり着くまでに大変なインターネットの 旅行サイトには掲載せず自社のホームページで、 電話予約が簡単に出来るようにしています。

②星野リゾートでは、スタッフがお客様と接する わずかな時間を「真実の瞬間」と呼んでいます。 その対応力によって企業に対するお客様の評価が決まるため、 スタッフの判断力を高める取り組みをしており、 自分で考えて動くことが大事だという。 そこで、判断の根拠となる情報をもつべきだという信念から、 売上高、利益など様々な経営情報をスタッフに対して 積極的に公開しています。

③平安貴族の別邸だった嵐山から船に乗らないと たどり着けません。人気の高級旅館「星のや・京都」では、 非日常的な空間を楽しんでもらうため、 客室にあえて、「テレビ」と「時計」はおいていません。

④星野リゾートでは、「リゾートは自然破壊」という イメージを払拭するため、「環境負荷が低い運営ができること」を 積極的に取り組んでいます。 その中一つに、一番番多くのごみが出ている結婚式場の 婚礼料理を減らす対策があり、 それは結婚式の料理を選べるようにしたことです。 当日、和食かフレンチを選べ、その結果、 全ての方に満足頂ける料理が提供でき、 そうすれば食べ残しは当然減るといいます。

⑤星野リゾートでは「就業時間の内外を問わず喫煙は一切いたしません」 という一文を盛り込んだ誓約書への署名を新入社員に求めています。 現在社員の喫煙率はゼロ。禁煙のお陰で集中力が増し、 仕事の効率が上がったと言います。

東京の魅力とは…

最近の中国では「もう東京にはあまり魅力を感じない」という話題がよくあがるという。

その理由は…?
中国と似ている街だから。

全世界が利益優先で街作りを進めていった結果、街に並ぶのは原価率の低いもの。 もしくは回転率の高いものになっていく。 ハイブランド、ファストブランドがそのいい例。 そして全世界の繁華街は、すべて同じ作りになっていった。

今の日本の街作りは、この“人がいるところに大きい店を作れば儲かる”という グローバリズム的競争原理の上に成り立ったそれであり、 消費者がいなくなりつつある今の日本にとって、 こういう考え方は自殺行為以外の何ものでもない。

「東京に飽きた中国人は、北海道や、西日本に行き始めた。 きれいな自然や、美味しい料理がたくさんあるから」。

すべてを均一化した中途半端な都会に変えている今の日本の街作りのあり方は、 彼ら中国人(これは中国人だけではなく、日本という国に興味を持ったすべての外国人に当てはまる)が喜ぶ方法論を考えた時、新たな局面を迎えるはずなのである。

そしてそれは日本だけでなく、中国にも、ほかの国々にももちろん言えることなのだ。

『澄みきり』のヒット企画書はこう作られた

『澄みきり』
麦100%ながらも澄みきった後味を実現することに成功した新ジャンルビール。
特徴的。突破。
350ml缶、500ml缶の2種類。

『のどごし〈生〉』との違いを明確に伝える 2013年5月の発売後、わずか1週間で100万ケースを突破し、 年間販売目標が上方修正されたキリンビールの『澄みきり』。 シルバーを基調としたシンプルなパッケージも話題となった。

同社の新ジャンル(「第3のビール」)には、シェアナンバーワンを誇る『のどごし〈生〉』(以下、NN)がある。 なぜ、そこに新商品を投入しようと考えたのか。

「家庭用では新ジャンルの売り上げがすでに50%を超え、 まだまだ伸びる可能性があります。 弊社のNNは確かに多数のファンを獲得していますが、 毎日を楽しく元気に過ごしたいという人に支持されていました。 それとは違った、具体的には30代の感度の高いクールなビジネスマンに 選ばれる新商品が必要だと考えました」

だが、NNと競合する恐れがあり、企画を通すことは一筋縄にはいかない。 チームはその必要性を色濃く訴えるため、企画書にある仕掛けを施した。

社員総出で手書きのメッセージを添えた。 非効率的なことほどマネされないとの信条がある。 「まず、30代ビジネスマンに強みを持っていたライバル社の製品を引き合いに出し、 NNではカバーし切れないユーザーがいることを訴えました。 さらに、抽象的な言葉だけでは両者の十分な違いが伝わらないのではないかと考え、 ある漫画のキャラクターになぞらえて、NNと新商品のコンセプトの違いを伝えました」

そのキャラクターとは…『SLAM DUNK』の主人公・桜木花道と流川楓

彼らが企画書に載せたのは、人気漫画『SLAM DUNK』の主人公・桜木花道と流川楓。 元気なNNが桜木とするなら、クールなコンセプトを目指す新商品は流川だとし、 その違いを説いた。両者は対照的なキャラクターでありながら、人気を二分している。

従来とは違った洗練されたイメージ ターゲット層にどのような新コンセプトを打ち出すか。 実は、飲料選びにおいては、味もさることながら、 イメージや世界観も重視されるのだという。 その窓口となるのがパッケージデザイン。 チームは従来型の金色を中心としたにぎやかなデザインは避け、 洗練されたスタイリッシュなものを目指した。 30代ビジネスマンが、シンプルかつ本質的なものを好む傾向が あることもつかんでいた。

デザイン作りは難航したが、チームが次いで打ち出したある言葉によって 一気にクリアになった。 それが「KATANA」。 現代感を持たせるため、あえてローマ字表記でデザイナーに伝えたそうだ。 世界観。NNが皆でワイワイ飲むイメージなら、『澄みきり』は一日の終わりにひとりでゆっくりと飲んで、心をすっきりさせるというような……。 そんな印象のブランドイメージの確立に成功したのだった。

「鍋キューブ」の企画書はこうやって作られた

『鍋キューブ』 旨味をギュッとキューブ状に凝縮した新タイプの“鍋つゆ”。 キューブは1個1人分で8個入り。味は写真の「鶏だし・うま塩」のほか 「寄せ鍋しょうゆ」「ピリ辛キムチ」「濃厚白湯」の4種類。

味もさることながら、従来の“鍋つゆ”とは全く異なる形状が個性的だ。
その企画書について、開発担当の島谷達也さんはこう振り返る。

「誰も見たことがない新しい商品を企画する時、最も重要なのは“なぜその商品が 必要なのか”という論拠をはっきりと示すことでした。 ですから、企画書には自分たちの主張の正しさを 検証したデータの数々をいくつも積み上げています」

同社の開発過程では、関係部署の責任者に向けたいくつかの大きなプレゼンの場がある。どのようなジャンルの商品開発を行なうかを決める領域設定、開発する商品の具体案の決定、長期的な販売戦略、発売直前のマーケティング戦略などだ。

島谷さんは都度、消費者の動向や過去の商品の研究結果をこと細かく分析したデータを集め、企画書にまとめていった。

「新製品の開発は創造的な仕事。普段から感じていることや自分の経験から 新しいアイデアは発想されます。だからこそ――」と島谷さんは強調する。

「その想像を論理的に検証するのが企画書の役割だと考えます。 企画が通ると、研究者から広告部員まで数多くの人間が動きます。 検証的な資料を示すことは、“この商品は大丈夫。 思い切って仕事をしてください”という、彼らへの無言のメッセージにもなります。

味の素の企画会議では「なぜその商品が必要なのか」を示すデータが重要視される。 徹底的な市場調査、消費者へのインタビューを入れ込みながら、 新製品の可能性を様々な角度から検証。理詰めによる直球勝負といった趣がある。

高野豆腐を使ってキューブを自作 創造的なアイデアであればあるほど、 資料上の言葉や数値データだけでは商品イメージは伝わりにくい。 そこで、島谷さんは自らのイメージを伝えるための工夫を 凝らすことも並行して進めていく。

「『1個で1人前』『ポンと入れるだけ』という簡便性や新鮮な感覚を いかに伝えるかがポイントでした。 そこで、市場調査の際は広告部の制作担当にお願いして商品イメージを イラスト化してもらい、消費者インタビューの時は高野豆腐を切って色を 塗ったキューブを作り、皆様の意見を聞きました」

上司に企画書を出す際にはパワポで作ったラベルを貼った、筒状のパッケージを自作。 その中にコンソメのキューブを入れるという芸の細かさで、完成イメージを膨らませた。今回に限らず、島谷さんは常にお手製の試作品を“資料”として提出している。

「発泡スチロールを削って作ったものもあれば、自ら調理して容器に詰めた『調味料案』もあります。本来、パッケージは研究開発がある程度進んだ段階で案を練り始めるのですが、私の場合は企画にゴーサインが出る前に自分で勝手に作ってしまいます」

新しいアイデアは実績がないため、企画会議は「仮説」を戦わせる場になりがちだ。ところが……。

「“ブツ”があると理詰めの企画書が生きてくる。議論がより現実的なものになります。論理的な企画書と商品イメージを同時に見せることは、私なりの成功法則です 」。

イベントに必要なダイレクトマーケティングの要約

イベントでは避けては通れない、普遍的なマーケティングの手法

○宣伝
デメリットを伝える 広告宣伝では「次の行動をしてもらうためのメリット」を述べる事が重要。「次の行動」がカタログを請求する事であれば、「カタログを請求するメリット」を述べる。「商品を買うメリット」ではない。さらに重要な事は「来店するメリット」を述べるだけでなく「来店しないデメリット」を述べる事だ。 一般的に言って、人間は「新たなメリットを得る」ために行動するよりも、「現在あるデメリットを回避する」ために行動する動機の方が強い。例えば、「この学習法を知れば、成績は倍になる」という話よりも、「もっと成績が良くて当たり前なのに、この学習法を知らないために、本来の半分の成績しか得られない」という話の方が、より感情を揺り動かす。多くの人は、本来あるべき姿を回復するために、行動を起こす。 では、どうやって説得力を出していく事ができるのか。答えは「真実味のある証拠を見せる」という事だ。例えば、「社長の◯◯が間違えて二重発注してしまった。だから、そのままの価格で取っておいても、倉庫費用がかかるだけだから、思いっきり値段を下げて売ってしまいたい」という感じで、物語で語る事だ。

○ニーズ
ニーズを確かめよ 商品があって、その商品をマーケティングするのではない。マーケティングをして、欲しがる人がいる事を確認してから、商品を作る。これは今でも、ダイレクト・マーケティングを進める上で、非常に重要な点である。 当時、多くの人は「商品志向」だった。つまり「この商品は売れる」と思って仕入れる。そして、自分本位に「この商品であれば、この価格で売れるはずだ」と価格を決定する。さらには「この商品はこのターゲットに売れるはずだ」と、その商品を売ってくれる人を探そうとする。これが大変な苦労をおびき寄せる。それよりは、お客を探す。そしてその後に、そのお客が欲しがる商品を提供する。これはダイレクト・マーケティングの考え方を利用すれば、かなりの小予算でテストできる事になる。

①まずファックスのDMを1枚書く ②その反応があったらレポートを書く ③レポートの評判が良かったら、セミナーを開く ④そしてマニュアルを作る ⑤その後、誰がどのくらいの価格であれば、購入するのかをテストする このようにまずお客を探し、ニーズがある事を確かめてから商品を提供する事で、リスクが減らせるのだ。

■お客の頭の中を読む 購買欲求を起こさせるために重要なのは「お客の頭の中を読む」という事だ。これはチラシ、広告宣伝、DMの作成、また実際のセールストークでも極めて重要だ。まず自分自身にこんな質問をしてみよう。 ①お客はどうしてここに集まっているのか? ②お客が嫌っている事は何か? ③どうして嫌っているのか? ④お客は何に悩んでいるのか? ⑤どうして悩んでいるのか? ⑥お客が恐れている事が何か? ⑦どうして恐れているのか? 「嫌い」「悩み」「恐れ」、人の痛みを理解する事で、お客に共感してあげる事が重要である。

○感情を揺さぶる
何が何でも売上を上げるために、第一に達成しなければならない事は「どうやって、相手のバランスを崩すか」という事だ。例えば、研修教材を販売するにあたって、封筒を開いてもらった時の「ああ、売り込みか」という反応を避けたい。その代わりに「なんじゃ、この手紙は???」という反応が欲しい。お客にその「答え」を見つけずにはいられなくすればいい。このあたりはテレビがうまくやっており、CMの前に必ず「このあと、驚愕の事実が発覚!」といった事をやる。DMの場合、相手が予期しないアプローチで「感情のバランスを崩す」事が有効である。

○記憶喪失になっても思い出したいマーケティング7原則
①緊急性 緊急性が一番の行動の源泉となる。緊急という言葉1つで、人を動かせる魔法の言葉でもある。定石は「緊急案内、◯◯で◯◯の方!」という表現で始める。
②限定 限定には、数量限定と期間限定がある。期間限定は、人の関心が21日周期で働く事を考えると、長くとも3週間程度になる。期間限定には「その期間を超えると、反応が減る」という危険性があり、数量限定の方が安全策となる。数量限定の場合は、それをいかに真実味を持って伝えるかがポイント。
③ファックス ファックスでお買い得情報を流す。ファックス会員を募集しておけば、ファックスを送った瞬間から3日以内に儲かる。これは実に重要な知識でありながら、ほとんど活用されていない。
④指を動かせる お客の手を動かせると、売上が上がる。テレビを買う場合、スイッチを何個か押してから買う確率が高い。野菜を買う時には、いくつか触ってみてから、カゴに入れる。売上というのは、お客が「静」の時には上がらない。お客の身体を動かして「動」にする事で売上が上がる。
⑤思い切った保証 保証のポイントは、思い切って保証をするという事である。中途半端な保証は全く意味がない。売上を上げるためには、いい商品といい見込み客がいなければ話にならない。それに加えて、リスクを回避させる必要がある。
⑥明確な指示 ほとんどの人間は脳を使わない。毎日決まったルーティーンを繰り返しているだけで一生が終わる。そして大抵の人間は、指示される事を待っている。例えば「電話を1本かける」という行動を取るにも「今すぐ電話を」というコピーがないと動けないのである。
⑦お客様の声 お客は商品ではなく、共感できるコミュニティへの帰属意識に対して、お金を払っていく。これをコンテンツビジネスという。コンテンツビジネスというと、「何か情報を売らなくてはならない」と思うが、そういう事ではない。味噌・醤油といった商品ですらコンテンツ化できるのである。

年間100万人が訪れる「あしかがフラワーパーク」の戦略とは

栃木県足利市の「あしかがフラワーパーク」は、 年間入場者数100万人を超えという日本一の植物園です。
その人気の秘密の一つに、 “お客さんに合わせてルールを変える”ことを 実践してきたことがあげられます。

例えば、普通テーマパークでは決められている入場料を、 その日にお花の状態で決めるのです。
朝6時に早川社長ら、花の開花状況を見極めて入園料と開演時間を決めています。 料金は200円から1700円まで。

それゆえに、お客さんは料金に見合った花を見ることができるので、 満足度や感動を持つことが出来ます。 また、2週間に1度の割合で花の配置換えが行われ、 来るたびに違う景色が楽しめるという訳です。

さらに花が咲かない冬シーズンにも来場客対策は抜け目がありません。 光の花であるイルミネーションで集客を維持するという訳です。 イルミネーションの設置は外注せず、毎年6月から従業員が コツコツとディスプレイを施し10月にオープンを迎えます。

さらに、近年では、 多くの外国人が参考にしているのは口コミサイト。 フェイスブックやトリップアドバイザー、ジャパンガイドなどから情報を得た 台湾を中心にタイ、ベトナムからの観光客が急増。 多い日には1日600人が訪れると言います。

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